去年の秋のことです。
久しぶりに実家に帰省すると、母がこんなことを言ってきました。
「このままだと老後資金が心配」
具体的には、
①父は定年退職を迎えたら働く気は全くない
②母は最低賃金ぎりぎりのスーパーで働いている
③住宅ローンや物価の高騰など必要経費が多い
④年のせいか母の体の不調が多くなってきた(接客などこちらの都合で移動できない仕事がつらい)
今の職場で働き続けられるか、今の生活レベルを保ったまま老後を過ごせるか心配。ということでした。
そこで、私は思い切ってアラフィフの母に転職を勧めてみました。
これは、いつか母が転職するまでの議事録です。
1,母は転職したいのか
お母さん、転職しましょう。
一通り聞いてから、とりあえずそう言ってみました笑
田舎暮らしなので、今より高時給で働くためには都市部の求人を探したいのですが、健康面を配慮して「完全在宅」をおすすめしました。
できるんならしたいけど、、
意外にも興味は持ってくれました。
しかし、年齢の壁は超えられないだろうと弱気だったので、転職経験者(1回だけ)の娘に任せんしゃいと全面バックアップを約束して転職活動がスタートしました!
2,勃発!旦那ブロック
その場で母は何となくやる気になってくれたのですが、話を聞いていた父がこんなことを言ってきました。
ワシの稼ぎが足りんってゆうとんか!
確かにベースはお金の心配だったので、そう捉えられてもしょうがないですが。。
昔からプライドの高い父には嫌味に聞こえてしまったようです。
結局その場では父の怒りを収めることができず、少し空気が重いまま実家を後にしました。
3,50代の完全在宅求人
家に帰った私は、さっそく完全在宅ワークの求人がどんなものなのか調べてみることにしました。
・データ入力
・経理などの一般事務
・TEL対応(受電・架電) などなど
完全在宅となると求人数はぐっと少なくなりましたが、接客歴20年の母ならTEL対応とかできそうだな、と思いました。
しかし応募条件や歓迎スキルを見てみると
・基本的なPC操作
・MicrosoftOffice(Word・Excel)
・VLOOKUP関数、IF関数
など未経験OKの求人でも基本的なパソコン操作ができる方が有利となるものが多かったです。
ちなみに母のパソコンスキルはお正月のはがきソフトを使えるくらいです。
文字入力スピードは15文字/分 ほど。。
もちろんマニュアルが完備されていたり、研修期間をしっかりと設けているところもありました。
しかし、研修期間中は都市部に出社しなくてはいけないとなると、田舎民にはかなりハードルが高いです。
なので挑戦できる求人を増やすためにも、このあたりはあらかじめ母に伝授することにしました。
4,目指せ!Excelマスター
手始めに事務作業系ではおなじみのExcelの使い方を伝授することにしました。
Excelって使ったことある?
仕事でちょっとだけなら!
あ、それなら案外話が早いかも??
と思った矢先、職場の誰かが作ったツールをちょこっと触れる程度で全くでした笑
ショートカットキーの使い方も「、」や「。」がどこにあるかも分かりません。
というわけで、teamsアプリを使ってオンライン講座が始まりました。
次回からは、実際に演習を行った自作の問題集を紹介しながら母の成長記録を追記していこうと思います!
需要があるか分かりませんが、興味があればまた見てみてください🐱